アルペンからフリーライドまで幅広いラインナップを持つフランスのメーカー。ワールドカップのレーシングシーンで培われた技術を活かした競技モデル、オールラウンドモデルが魅力。2022-2023シーズンよりはブレードテクノロジーを全面に打ち出し、レーシングカテゴリ―のS/RACEシリーズを一新した。
サイズ(cm) | サイドカット(mm) | 回転半径(m) |
---|---|---|
165 | 119-66-104 | 12.0 |
レース・技術戦・プライズ
エキスパート
価格(税込):¥181,500(X16LAB)
S/RACE PRIMEはサロモンのレーシングスキで最上位の競技専用モデルであるFISシリーズに続く上から2番目のモデル。FISシリーズのSLモデルをベースに全体的にソフトに仕上げられている。サイドカーブはセンター幅が66mmと細く(S/RACE PROやS/RACE 12に比べ2mm細い)高い深回りと高いグリップを持っている。基礎スキーの観点では技術戦でトップスキーヤーが使用するモデル。2020-21シーズンではS/RACE PROが基礎スキー用としてはトップモデルであったが、2022-2023シーズンからはS/RACE PRIMEが新しく追加されたことより、当モデルがトップモデルとなった。サイズは165cmの1展開であり、RACE PLATE P68を使用するX16 LABビンディングセットが基本。当サイトも試乗したが、基礎、オールランドモデルとしては最上位モデルではあるが、板のたわみが出しやすく、コントロールのし易さを感じることが出来た。2022-2023モデルより採用されているブレードテクノロジーによりその高い走りと抜けも強化されている。
サイズ(cm) | サイドカット(mm) | 回転半径(m) |
---|---|---|
155 | 121-68-104 | 13.0 |
160 | ||
165 | ||
170 |
レース・技術戦・プライズ
上級・エキスパート
価格(税込):¥170,500(X12LAB)
サロモンのレーシングスキーに位置づけられるが、基礎スキーのプライズテストを狙うエキスパートスキーヤーから1級以上からが対象となるSLモデル(上位モデルのS/RACE PRIMEは技術戦に出場するようなスキーヤーが対象とされている)。プレートの選択によって対象の技術レベルや操作に求められるパワーが異なる。レーシングプレートP68とを装着した場合(X12LAB装着)はエキスパートスキーヤーの中でも上位に位置づけられる方が対象と言え、通常のビンディングセットであるX12 TL GWを選択した場合は1級~テクニカルプライズがその対象と言える。当サイトも試乗したが、レーシングプレート装着モデルは相当なパワーを必要とする印象を持った。2022-2023モデルからはスキー板の走りや抜けを高めるブレードテクノロジーも搭載されており、パワーとしっかりとした技術があればダイナミックなスキー演技を見せられる非常に頼もしいスキー板となる。1級レベルでプライズテストを目指したいというスキーヤーには通常プレートモデルか、ワンランク下のS/RACE12を選択することをおすすめしたい。
サイズ(cm) | サイドカット(mm) | 回転半径(m) |
---|---|---|
155 | 121-68-104 | 13.0 |
160 | ||
165 | ||
170 |
レース・プライズ・基礎
上級・エキスパート
価格(税込):¥148,500(X12 TL GW))
S/RACE 12はサロモンのレーシングスキーの中でFISシリーズ、PRIMEシリーズ、PROシリーズに続くシリーズ。レーシングカテゴリーの中では最も扱いやすいシリーズに位置づけられるが、基礎スキーやオールラウンドスキーの観点からは上級者向けのスキー板となる。サイドカーブは上位のPROと同じ設計だが、板全体はソフトな味付けとなっており、オートマティックなカービングターンを楽しめる。小回りモデルであるが、ミドルターンやロングターンもし易く、1級レベルの方から問題なく扱えるスキー板。
サイズ(cm) | サイドカット(mm) | 回転半径(m) |
---|---|---|
160 | 121-72-106 | 16.0 |
165 | ||
170 | ||
175 | ||
180 |
オールマウンテン
上級
価格(税込):¥
S/MAX12はサロモンのオールラウンドモデル(オンピステモデル)の最上位機種。レーシングモデルであるS/RACE PRO SLやS/RACE 12 SLに比べて軽量で、操作性が高い。回転半径も16.0mであり、大回りから小回りまでターン弧を選ばず、快適なクルージングを楽しむことが出来る。対象レベルとしてはSAJ1級レベル。オートマチックにカービングターンに導いてくれるスキー板でもあり、これからカービングターンの質を高めたいという方にもお勧めできる。軽量でサイドカーブも適度でありコブ斜面でも扱いやすいという評価を得ている。センター幅も上記のSLモデルに比べて5mm広い幅広の設計となっており、湿雪や降雪後の軟らかい雪面でもとても扱いやすい。
サイズ(cm) | サイドカット(mm) | 回転半径(m) |
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155 | 121-73-104 | 15.0 |
160 | ||
165 | ||
170 | ||
175 |
オールマウンテン
上級
価格(税込):¥
オールラウンドモデルであるS/MAX 10は上位モデルであるS/MAX12よりやや緩いサイドカーブと若干太めのセンター幅を持つモデル(+1mmの73mm)。スキーも全体的に軟らかく、ねじれ剛性もソフトであり、ずらしを伴ったターンがし易く設計されている。その為、スピードコントロールやターンサイズの調整もし易くなっている。重量もS/MAX10はS/MAX12より更に軽量設計でありこの点も板の取り回しをより容易にしている。センター幅も広く様々な雪面への対応力も高い。